アノニマスは善か悪か!?アノニマスの実態について徹底考察
サイバー攻撃集団「アノニマス」とは? 彼らは”善”なのか”悪”なのか
ロシアのウクライナ侵攻 (2022年) に伴い、様々なメディアに取り上げられ一躍有名になったアノニマスとはどのような組織であるのか。彼らの目的は何なのか。ここで全て考察します!
1 アノニマスとは?
アノニマスは、2006年頃に英語圏の匿名掲示板「4chan」で形成されたインターネット上のハクティビストが緩ヤカに繋がった国際的な連携組織である。(wikipedia より)
政府や企業に対する抗議手段としてDDoS攻撃によって、インターネット上の特定サーバーをアクセス不能にしたり、サーバーに侵入しデータの流出や改ざんを行なったりする国際的ハッカー集団である。
2 ロシア侵攻との関係性?
2月16日、アノニマスはロシア侵攻に先立ち、「ウクライナの緊張が続くようであれば、産業制御システムを人質に取ることができる。」と声明を発表した。侵攻直後の2月25日には「ロシア政府をターゲットにしている。民間企業も影響を受ける可能性が高い」と宣戦布告。
また、ロシア政府のウェブサイトを閲覧不能にし、複数のテレビ局をハッキングしウクライナの愛国歌や振興の様子を放送するといった攻撃を実行したと主張する。
2.1 ロシアが行う2つの攻撃
① DDoS攻撃
「対象のウェブサイトやサーバーに対して複数のコンピューターから、過剰なアクセスやデータを送付しサーバーを攻撃する」ことを言います。
DDoS攻撃を受けると、サーバーやネットワーク機器などに対して大きな負荷がかかるため、ウェブサイトへのアクセスができなくなります。また、ネットワークの遅延が起きることもあります。
② Leak
Leakは「漏れる」の意味を持つ英語で、特定のサーバを攻撃して機密情報を漏らしてしまう攻撃です。具体的には構築したエンジニアが想定していないアクセス言語を送り込むことで、データベース上のデータを消したり、変更したり、盗み出したりします。
2.2 ロシア侵攻で起きたこと
3月7日「ロシアの国営放送の配信チャンネルなどをハッキングして、ウクライナの戦場の映像を流した」という投稿が、ネット上で話題を呼びました。今回はロシアの侵攻が始まった直後、ツイッターのアカウントの1つが「私たちの作戦はロシア政府をターガットにしている。今こそ、ロシア国民が一丸となって、プーチンの戦争に『NO』を突きつける時だ」などとコメントを投稿していました。
これらの投稿を見る限り、ロシアの行動に対して批判的な意見を持っていると言えますね。
3 日本への影響
アノニマスと日本は一見無関係に見えますが、2015年ごろから被害が頻繁に報告されるようになりました。その理由として考えられるのが、日本で行われる”捕鯨”です。日本の捕鯨を非難する海外の団体は多いです。そこでアノニマスはサイバー攻撃という手段で抗議しています。
<他のアノニマスによる攻撃事例>
①厚生労働省が攻撃を受けた事例
参照:厚労省のウェブサイトにDDoS攻撃 :Security NEXT
②金融庁が攻撃を受けた事例
参照:金融庁のWebサイトにDDoS攻撃、「アノニマス」の犯行声明も | 日経クロステック
③成田空港が攻撃を受けた事例
参照:成田・中部空港サイト障害、「アノニマス」が攻撃か: 日本経済新聞
4 まとめ(善か悪か)
結論「悪」と考えます。
過去の事例を調べると、違法で逮捕されることもあったらしいです。写真(I)にもある通り、アノニマスは多くの人数で組織として活動しています。1人が逮捕されても匿名のため組織が崩れることがありません。そのためアノニマスは公の場で”悪”な活動ができると言われております。
今回のロシア侵攻に対しての活動を見る限り、”善”と考える方も多いでしょう。しかし日本へのサーバー攻撃の事例なども考慮すると決して良い組織とは言えませんね笑
それではアディオス👍